2009年02月26日
シモン vs フェデラー ~無理をしよう~
ウィンブルドン以来、フェデラーさんの試合を観てねぇなと思い、この試合をチョイス。どうやらフェデラーは背中?を痛めててあまり練習をしてないとかなんとか。試合に調整不足が出てしまうのか?
2008年の後半から頭角を現したシモン。実は管理人はマスターズのマドリードのナダル戦を観戦した。そのときは、第1セットはモンフィスみたいにベースライン後方でスピンをかけてじっくりつなげていて、チャンスボールはフラットで、という印象だったが、第2セット以降は人が変わったように強打、強打、強打。もう1人の人格があるんじゃないかと疑っている管理人。攻撃的な人格シナモンみたいな。今日はシナモンが現れるのでしょうか?それとも幻だったのか。
■シナモンは冬休みかな
試合はシモンのサーブから。ファーストがよく入り、チャンスボールをシモンがしっかり決めるという展開が見られた。ちなみに今日のフェデラーは、回転を多めにかけてラリーをしていた。シモンのカウンターを警戒しているのだろう。ラリーはクロス中心で、フェデラーが先にミスをしてシモンがサービスキープ。
フェデラーはセカンド、特にアドサイドでは角度をつけたキックサーブを打っていた。これがハマリ、シモンはレシーブをミスor浮いたレシーブを打ってしまい、これをフェデラーがフォアの逆クロスでウィナー。サービスキープで1-1。 ちなみに、なんでもないシモンの球をストレートに早いタイミングで打ち、ささやかにウィナーを奪うフェデラーさんはさすが。
ここからはラリーが増える。フェデラーがスピンとスライスを駆使して、ペースの遅い穏やかなクロスラリーが続く。コレにしびれを切らしたのか、シモンはフラットでバックのストレート→しかし、フェデラーがこれをライジングでクロスに深い球を打つ→スピードはそんなになくてもタイミングが早いので、あわててボールを追いかけるシモン、なんとか拾うものの、チャンスボールになってしまい、フェデラーにこれを回り込まれて、再び逆クロスのフォアでウィナー。
こういった展開が続くものの、シモンはなんとかサーブで粘り、デュース。ここからのラリーで、フェデラーはループボール(中ロブ)を混ぜ始める。どうやら今日のフェデラーはゆったりとしたラリー、そして縦の変化をつけることを約束事にしている模様。実際、シモンはなかなかカウンターを打つ機会がなく、ループボールを強打しようとしても、ネットしてしまっていた。思うツボじゃん。しかし、フェデラーにブレークポイントを握られたものの、このピンチを切り抜けてかろうじてキープ。2-1
フェデラーはサーブでポイントを重ねる。また、ラリーでは、穏やかラリー→フェデラーが早いタイミングでフォアのダウンザライン。コレをストレートへ返すシモン、当然シモンのフォア側はオープンコートなので、そちらのカバーへ向かう。しかし、そんなシモンをよそに、フェデラーはもう1回フォアのダウンザライン。逆をつかれたシモン、なんとか返すが甘い球を献上し、ネットに出ていたフェデラーがこれをボレーしてポイントを取る。逆つき名人なフェデラーさんであった。今の所、ラリーの主導権はフェデラー。緩急を好きなようにつけていた。2-2。
第5ゲームはシモンサーブ。これだけラリーを支配しているんだから、そろそろブレークしたいフェデラーさん。スピンをかけた山なりのボールだが、タイミングが早く、ベースラインぎりぎりに落ちる魔法のエッグボールを打ったりと、高い技術をチラ見せしつつ、ことごとくラリーを制してブレークポイントへ。このポイントが超長い。
まずは穏やかラリー→フェデラーが前におびき出すため、浅いスライスを打つ→そうはさせないぜと、シモンはスピンでクロスに返す→シモンがいる位置はコートの左側のサービスライン付近。シモンの遠い所へ打っちゃお~、とフェデラーはシモンのクロスをバックでストレートに深いところへ打つ→あわててボールに追いつこうとするシモン。ギリギリ追いつき、「角度をつけて返球して、相手に角度をつけられて返されたらおしまいだな」ってことで、シモンはセンターへの返球を選択→フェデラーはバックのクロスを深くコントロールして打つが、シモンがこれをうまいことクロスに返す→攻撃的なポジションについていたフェデラーは、ポジションを下げられ、しかもバックにくい込んできたので、これをスライスでごまかす→しかし、ワザとかワザとじゃないかわからないが、コレが深く入り、しかもバウンド後の勢いが死んでいたので、シモンはスピンで打たざるおえない状況。仕方なく打つものの、フェデラーはコレを予想していたかのように、すでにフォアで回り込んで打つ準備OK→センターへ強打し、シモンはコレにラケットを合わせるだけ。この球は浅くなり、フェデラーはフォアの逆クロス→シモンはこれを何とか返すが、再びフォアの逆クロスを打つフェデラー。逆を付かれたシモンはなんとかストレートに返すものの、フェデラの前にポトリ。このご馳走をフェデラーがクロスに打って、サービスブレイク。2-3。またまた逆つき名人なフェデラー。
この後はお互いキープが続き、フェデラーが第1セットを6-4で取る。ちなみに、シモンはもっと無理して攻撃する必要がある。ただ、闇雲にネットに出たり、全ての球をハードヒットっていうのは、無理ではなくてただの無茶だ。
■シナモンまだかな
1-1まではお互いがキープ。シモンは徐々に強打を混ぜてきた。で、第3ゲーム。シモンが強打をするようになってから、ラリーが五分五分に。しかし、シモンがネットを何回かしてしまったり、また、フェデラーさんが強打対決に挑み、シモンはこれに敗れる。そんなことが重なって、シモンはブレークされてしまう。1-2。
ちょっとこのセットから凡ミスが増えてきたフェデラー。ラリーではまだ主導権を握っているものの、凡ミスが重なりシモンがブレークポイントを握る。だが、サーブでなんとかデュースに持ち込み、次のポイントでもファーストが入り、チャンスボールがきて、フェデラーはコレをフォアで回り込んでストレートに打つが長くなりアウト。シモンが再びブレークポイント。ここから、お馴染みのラリーが展開。しかし、ここでシモンが勇気を振り絞って、バックのダウンザライン→フェデラーはコレをクロスに返すがアウト。シモンが見事ブレークバック。2-2。
この後はシモンがリスクを負って攻め始める。具体的には、強打の割合を増やして穏やかラリーのペースを少し速くし、また、意表のついたサーブ&ボレーなどをしていた。それでもお互いキープは続き、シモンの5-4でフェデラーサーブ。
フェデラーのミスのおかげもあって、シモンはセットポイントを握る。しかし、フェデラーサーブ。フェデラーはまずサーブで主導権を得る。この場合は強打でなんとかできないよねってことで我慢の時間。フェデラーに左右に振られるシモン。ネットに出たフェデラーをパスで抜こうとしたがボレーされる。しかしシモンは猛ダッシュ。なんとこれを拾い、コートに返す。ネットにいたフェデラー。ボールを拾うために下がらなければならず、シモンと立場が逆転。フェデラーはクロスに返すが、コレをシモンがオープンコートにボレーし、第2セットはシモンが6-4で取る。
■シナモンは旅行中かな
4-3(シモンリード)までは第2セット後半のような戦い。ただ、フェデラーもペースを上げ、ラリーはあまり穏やかじゃなくなった。それに加え、ネットプレーの数も増えていた。シモンが強打する前にポイントを決めてやろうという意図なのだろうか。
お互いキープが続き、フェデラーサーブの第8ゲーム。いきなりシモンがリターンエース。何かが起こりそうな予感。次のポイントはフェデラーが凡ミス。その次のポイントでは、フェデラーの浅くなった球を、シモンはバックのフラットで強打。コレがレーザービームのごとくクロスに突き刺さり、シモンがブレークポイントを握る。 しかしこの後のポイントでは、逆つき名人フェデラーによって、シモンは逆をつかれポイントをとられる。しかし、ブレークポイントはまだ2ポイント残っている。で、フェデラーはファーストを失敗して、セカンド。なぜかここに来て、フェデラーはアドサイドからシモンのフォア側にキックサーブを打つ。これを狙っていたのか、シモンは思いっきりストレートに強打→フェデラーはフォアのスライスでなんとか返すが浅くなり、シモンはこのチャンスボールをしっかりクロスに決め、ブレーク。5-3。
ここは絶対キープしたいシモン。アドレナリンが出ているのか、30-15の場面でネットプレーに出るシモン。恐怖を感じていないのか。そして、これがうまいこと決まりマッチポイント。最後はかっこよくサービスエースで決めて、シモンが第3セットを6-3で取り、逆転勝利。
■感想
何でもないボールや、チャンスボールとかをふかしてしまうフェデラーさんをみていると、この試合の時はちょっと調整不足だったのかなと感じた。しかしながら、今日のシモンの頑張りと勇気は相当なもので、フェデラーが十分な練習をしてたとしても、競っていたかと思います。そしてシナモンは出てきませんでした。やはり幻か・・・。とりあえず、シモンファンの人、ごめんね。
2008年の後半から頭角を現したシモン。実は管理人はマスターズのマドリードのナダル戦を観戦した。そのときは、第1セットはモンフィスみたいにベースライン後方でスピンをかけてじっくりつなげていて、チャンスボールはフラットで、という印象だったが、第2セット以降は人が変わったように強打、強打、強打。もう1人の人格があるんじゃないかと疑っている管理人。攻撃的な人格シナモンみたいな。今日はシナモンが現れるのでしょうか?それとも幻だったのか。
■シナモンは冬休みかな
試合はシモンのサーブから。ファーストがよく入り、チャンスボールをシモンがしっかり決めるという展開が見られた。ちなみに今日のフェデラーは、回転を多めにかけてラリーをしていた。シモンのカウンターを警戒しているのだろう。ラリーはクロス中心で、フェデラーが先にミスをしてシモンがサービスキープ。
フェデラーはセカンド、特にアドサイドでは角度をつけたキックサーブを打っていた。これがハマリ、シモンはレシーブをミスor浮いたレシーブを打ってしまい、これをフェデラーがフォアの逆クロスでウィナー。サービスキープで1-1。 ちなみに、なんでもないシモンの球をストレートに早いタイミングで打ち、ささやかにウィナーを奪うフェデラーさんはさすが。
ここからはラリーが増える。フェデラーがスピンとスライスを駆使して、ペースの遅い穏やかなクロスラリーが続く。コレにしびれを切らしたのか、シモンはフラットでバックのストレート→しかし、フェデラーがこれをライジングでクロスに深い球を打つ→スピードはそんなになくてもタイミングが早いので、あわててボールを追いかけるシモン、なんとか拾うものの、チャンスボールになってしまい、フェデラーにこれを回り込まれて、再び逆クロスのフォアでウィナー。
こういった展開が続くものの、シモンはなんとかサーブで粘り、デュース。ここからのラリーで、フェデラーはループボール(中ロブ)を混ぜ始める。どうやら今日のフェデラーはゆったりとしたラリー、そして縦の変化をつけることを約束事にしている模様。実際、シモンはなかなかカウンターを打つ機会がなく、ループボールを強打しようとしても、ネットしてしまっていた。思うツボじゃん。しかし、フェデラーにブレークポイントを握られたものの、このピンチを切り抜けてかろうじてキープ。2-1
フェデラーはサーブでポイントを重ねる。また、ラリーでは、穏やかラリー→フェデラーが早いタイミングでフォアのダウンザライン。コレをストレートへ返すシモン、当然シモンのフォア側はオープンコートなので、そちらのカバーへ向かう。しかし、そんなシモンをよそに、フェデラーはもう1回フォアのダウンザライン。逆をつかれたシモン、なんとか返すが甘い球を献上し、ネットに出ていたフェデラーがこれをボレーしてポイントを取る。逆つき名人なフェデラーさんであった。今の所、ラリーの主導権はフェデラー。緩急を好きなようにつけていた。2-2。
第5ゲームはシモンサーブ。これだけラリーを支配しているんだから、そろそろブレークしたいフェデラーさん。スピンをかけた山なりのボールだが、タイミングが早く、ベースラインぎりぎりに落ちる魔法のエッグボールを打ったりと、高い技術をチラ見せしつつ、ことごとくラリーを制してブレークポイントへ。このポイントが超長い。
まずは穏やかラリー→フェデラーが前におびき出すため、浅いスライスを打つ→そうはさせないぜと、シモンはスピンでクロスに返す→シモンがいる位置はコートの左側のサービスライン付近。シモンの遠い所へ打っちゃお~、とフェデラーはシモンのクロスをバックでストレートに深いところへ打つ→あわててボールに追いつこうとするシモン。ギリギリ追いつき、「角度をつけて返球して、相手に角度をつけられて返されたらおしまいだな」ってことで、シモンはセンターへの返球を選択→フェデラーはバックのクロスを深くコントロールして打つが、シモンがこれをうまいことクロスに返す→攻撃的なポジションについていたフェデラーは、ポジションを下げられ、しかもバックにくい込んできたので、これをスライスでごまかす→しかし、ワザとかワザとじゃないかわからないが、コレが深く入り、しかもバウンド後の勢いが死んでいたので、シモンはスピンで打たざるおえない状況。仕方なく打つものの、フェデラーはコレを予想していたかのように、すでにフォアで回り込んで打つ準備OK→センターへ強打し、シモンはコレにラケットを合わせるだけ。この球は浅くなり、フェデラーはフォアの逆クロス→シモンはこれを何とか返すが、再びフォアの逆クロスを打つフェデラー。逆を付かれたシモンはなんとかストレートに返すものの、フェデラの前にポトリ。このご馳走をフェデラーがクロスに打って、サービスブレイク。2-3。またまた逆つき名人なフェデラー。
この後はお互いキープが続き、フェデラーが第1セットを6-4で取る。ちなみに、シモンはもっと無理して攻撃する必要がある。ただ、闇雲にネットに出たり、全ての球をハードヒットっていうのは、無理ではなくてただの無茶だ。
■シナモンまだかな
1-1まではお互いがキープ。シモンは徐々に強打を混ぜてきた。で、第3ゲーム。シモンが強打をするようになってから、ラリーが五分五分に。しかし、シモンがネットを何回かしてしまったり、また、フェデラーさんが強打対決に挑み、シモンはこれに敗れる。そんなことが重なって、シモンはブレークされてしまう。1-2。
ちょっとこのセットから凡ミスが増えてきたフェデラー。ラリーではまだ主導権を握っているものの、凡ミスが重なりシモンがブレークポイントを握る。だが、サーブでなんとかデュースに持ち込み、次のポイントでもファーストが入り、チャンスボールがきて、フェデラーはコレをフォアで回り込んでストレートに打つが長くなりアウト。シモンが再びブレークポイント。ここから、お馴染みのラリーが展開。しかし、ここでシモンが勇気を振り絞って、バックのダウンザライン→フェデラーはコレをクロスに返すがアウト。シモンが見事ブレークバック。2-2。
この後はシモンがリスクを負って攻め始める。具体的には、強打の割合を増やして穏やかラリーのペースを少し速くし、また、意表のついたサーブ&ボレーなどをしていた。それでもお互いキープは続き、シモンの5-4でフェデラーサーブ。
フェデラーのミスのおかげもあって、シモンはセットポイントを握る。しかし、フェデラーサーブ。フェデラーはまずサーブで主導権を得る。この場合は強打でなんとかできないよねってことで我慢の時間。フェデラーに左右に振られるシモン。ネットに出たフェデラーをパスで抜こうとしたがボレーされる。しかしシモンは猛ダッシュ。なんとこれを拾い、コートに返す。ネットにいたフェデラー。ボールを拾うために下がらなければならず、シモンと立場が逆転。フェデラーはクロスに返すが、コレをシモンがオープンコートにボレーし、第2セットはシモンが6-4で取る。
■シナモンは旅行中かな
4-3(シモンリード)までは第2セット後半のような戦い。ただ、フェデラーもペースを上げ、ラリーはあまり穏やかじゃなくなった。それに加え、ネットプレーの数も増えていた。シモンが強打する前にポイントを決めてやろうという意図なのだろうか。
お互いキープが続き、フェデラーサーブの第8ゲーム。いきなりシモンがリターンエース。何かが起こりそうな予感。次のポイントはフェデラーが凡ミス。その次のポイントでは、フェデラーの浅くなった球を、シモンはバックのフラットで強打。コレがレーザービームのごとくクロスに突き刺さり、シモンがブレークポイントを握る。 しかしこの後のポイントでは、逆つき名人フェデラーによって、シモンは逆をつかれポイントをとられる。しかし、ブレークポイントはまだ2ポイント残っている。で、フェデラーはファーストを失敗して、セカンド。なぜかここに来て、フェデラーはアドサイドからシモンのフォア側にキックサーブを打つ。これを狙っていたのか、シモンは思いっきりストレートに強打→フェデラーはフォアのスライスでなんとか返すが浅くなり、シモンはこのチャンスボールをしっかりクロスに決め、ブレーク。5-3。
ここは絶対キープしたいシモン。アドレナリンが出ているのか、30-15の場面でネットプレーに出るシモン。恐怖を感じていないのか。そして、これがうまいこと決まりマッチポイント。最後はかっこよくサービスエースで決めて、シモンが第3セットを6-3で取り、逆転勝利。
■感想
何でもないボールや、チャンスボールとかをふかしてしまうフェデラーさんをみていると、この試合の時はちょっと調整不足だったのかなと感じた。しかしながら、今日のシモンの頑張りと勇気は相当なもので、フェデラーが十分な練習をしてたとしても、競っていたかと思います。そしてシナモンは出てきませんでした。やはり幻か・・・。とりあえず、シモンファンの人、ごめんね。
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