2009年04月14日
1~4月の試合
予備校は来週からなので、今しかないと言わんばかりに、前に観戦した試合や、最近観戦した試合の感想を書いちゃいます。
■錦織×ベルディヒ(ブリスベン)
ベルディヒ、ベルディフ等、なんか色々な呼ばれ方をしているベルディヒ。もう思い切ってヴェルディでいいんじゃないんすかね?J2かよみたいな。ラモスかよみたいな。もう辞めたけど。
話がそれました。試合は最初はハードコートらしい、ラリーが1,2本で終わる早い展開。しかし、試合が進んでラリーが増えると、錦織がポテンシャルを発揮し始める。お馴染みのミサイルフォアはもちろん、相手が予想しにくいような構えでドロップを放ったり、横に振られてもカウンターを放ってウィナーを取っていた。一番すごかったのは、ベルディヒのクロスへの強打を、フォアで1.2倍くらいのスピードでクロスにお返していた場面。
東洋人は体ができるのが欧米人より遅いというのもあるでしょうが、それに加えて、あの体でえげつない速さの球を打つのだから、確かに怪我が多くてあたりまえか。
で、試合は錦織がストレートで勝利。錦織は試合で主導権を握ることで、どんどん持ち味を発揮していくようです。ただ逆の展開になると厳しくなるという面もありますが。まぁ、今はデルポトロに勝てなくてもいいと思うよん。成長中の選手にとって、あれは規格外です笑
■ステパネク×ベルダスコ(ブリスベン)
全豪は鬼武者モードだったらしいベルダスコ。その前の大会ではどうだったのか気になったので、革命前夜を観戦。しかし、試合はステパネクが支配。ネットプレーはもちろん、ストロークでもフラット系のいい球を打っていたし、なにより、よく動けていて横に振られてからのカウンターも決まっていた。一方、ベルダスコは全体的な印象としてはいまいち。ただ、ストロークは革命を予感させるような球を時々打ってました。結果論だけど。とにかく打球音がもの凄かったです。それで、試合はステパネクが勝利。しかし、全豪ではベルダスコに叩きのめされたようです。
■マレー×ナダル(アブダビなんたら)
エキシビションなのに2人ともガチンコでした。序盤は、お互い、相手のバックを狙い続ける意図が見られる展開。どちらかというと、マレーがナダルのバックに集めていて、ナダルがバックばっかり打っていたのがなんか新鮮。ただ、バックに集められる展開でフェデラーさんと違うのは、バックでクロスに非常に速いフラットの強打を放てること。当ブログでは破壊光線バックと呼んでいるが、今回、それが頻繁に見られたし、それで打開できていた場面も多かった。まぁミスもあったけどね。
中盤になってくると、2人ともミスが少ないので、バックを狙うだけでは発展性がないと悟ったのか、今度はお互い打つコースを変えまくりはじめる。したがって、自分もたくさん動くことになるので、すごい守備&カウンターの応酬、通称バモス運動会が開催されていました。
終盤にはまたバックを狙う展開が随所にみられ、まだ本調子でないナダルに微妙なミスが重なったこともあり、マレーがフルセットで勝利。ちなみに、この大会でマレーは、浅いスライスorドロップ→ロブっていう攻めを試しているようにみえました。
■マレー×フェデラー(インディアンウェルズ)
最近試合の多いこの二人。序盤はいつも通りマレーがフェデラーのバックに集める。フェデラーはそれに付き合いつつ、マレーのコントロールが甘くなったボールをフォアで回り込んでウィナーを取っていた。しかし、なかなかミスのしないマレーに対して、リスクを冒さなければならないフェデラーは、ベースラインからの強打を試みるが、微妙にアウトして先にミスをし、第一セットを落とす。
しかし、第二セットは一転して、フェデラーのネットプレーとフォアの強打がかみ合い、マレーはとにかくコートに返すのが精いっぱい。第二セットを取り返す。この光景が何回か続くのをみると、「マレーは、健康なフェデラーにグランドスラムで勝つのはまだ難しいのかな~」なんて思うのだが、第三セット、マレーが転んでからフェデラーが崩壊。簡単にミスするようになり、あっという間にマレーの5-1。フェデラーは最後は持ち直したものの、結局、マレーにキープされて終戦。
なんか不思議な光景でした。マレーはコートでこけて、フェデラーはテニスでこけちゃいましたね。メンタルに問題があるか、もしかしたら、どっか悪いのかもしれません。
■ナダル×マレー(インディアンウェルズ)
ちなみにナダルとロディックの試合の録画はミスしました笑
この試合は風が吹き荒れていて、素人だったら、まともなテニスをするのが難しいコンディション。実際、二人の球は画面の左(右?)に流されまくっていた。
で、これにうまいこと対応したのはナダル。スピンを多めにかけ、サービスラインのちょっと後ろくらいに落とすようにして、無難な球を打つ。ただ、これが風に乗ったときは球が重いみたいで、マレーは非常に返しづらそうにしていた。
一方、マレーはけっこうナーバスに。ビニール袋がラリー中に入ってきたことに文句を言っていた。ラリーに差し障りなさそうだったから、審判は流したんでしょうね。
で、マレーはいまいち安定性にかけ、ナダルが試合に勝利しましたとさ。風がもうちょっと弱い状態でみたいカードでした。
■ジョコビッチ×フェデラー(マイアミ)
この試合も風が強かった。立ち上がりは問題なさそうなフェデラー、第一セットはうまく攻撃を決めて先取したが、第二セットからミスしちゃう病が再発。ジョコビッチが手堅くラリーをしていたことも手伝って、逆転負けとなりました。ちなみにジョコビッチはネットプレーが増えた気がしました。あと、フェデラーがラケットを破壊していました。やんちゃだった青年時代に戻ったか。ベンジャミン・バトン。。
■マレー×デルポトロ(マイアミ)
ナダルを倒してついにマスターズ1000の準決勝に出現したデルポトロ。出世したな~。そんな打ち合い上等のデルポトロに対し、マレーはラリーのペースをいじくりまわしていた。具体的には、球種は同じでも、打つタイミングを変えてみたり、スライスで長短をつけてみたり、強打してみたりでデルポトロはなんかズルズルとゲームを持ってかれて、第一セットをあっという間にとられる。
しかし、第二セット、修造が次期ナンバーワン候補とみているらしいデルポトロは、これにうまく対応し始め、乗りに乗る男マレーと互角の戦いをみせてタイブレークに。デルポトロがこれを取って第三セットへ。
第三セットも第二セットと同じような展開だったが、勝負所で集中力を高めたマレーがデルポトロを上回り、結局マレーが勝利。デルポトロは完全にトップ選手として定着してきましたね。調子がよければ誰とでも良い戦いができそうです。まぁフェデラーさんみたいな特殊能力者が弱点っぽいけど。
■マレー×ジョコビッチ(マイアミ)
去年の今頃はマレーのような勢いをもっていたジョコビッチ。今年はなんかボワッとしている印象です。試合の序盤はデルポトロ戦のデジャブ。ただ、ジョコビッチはタイミングを狂わされているというより、試合の入り方を間違っていた模様。つまり、マレーのペースのラリーに付き合ってしまっていた。
ジョコビッチは微妙なところでペースアップしようするもんだから、それで自分からミスをしてしまい、あっという間に第一セットが終了。無茶はやめましょう。それで、第二セットは正統派強打路線に変更。アプローチの数が増え、必殺逆クロスも久々に登場。ジョコビッチの強打はめちゃくちゃ速かった。それでも焦ったりしないマレー。むしろアプローチの数が増えてくれると、カウンターできるぜってことで、何回かパスを決めていた。
普通のペースに戻すとマレーに支配されてしまうので、とにかくネットと強打を繰り返すジョコビッチ。それでも最後にはマレーがこれにうまく対応して、ジョコビッチは特攻状態に。そんなこんなで第二セットもマレーがとって優勝。
ジョコビッチはネットプレーを取り入れようとしてるんでしょうかね。まさかやけくそではないとは思いますが。結果も出しつつ、新しいことをものにしようって雰囲気をちょっと感じました。まぁマレーに対してちょっと強引にネットに出すぎじゃね?なんて場面もありましたが・・・
■錦織×ベルディヒ(ブリスベン)
ベルディヒ、ベルディフ等、なんか色々な呼ばれ方をしているベルディヒ。もう思い切ってヴェルディでいいんじゃないんすかね?J2かよみたいな。ラモスかよみたいな。もう辞めたけど。
話がそれました。試合は最初はハードコートらしい、ラリーが1,2本で終わる早い展開。しかし、試合が進んでラリーが増えると、錦織がポテンシャルを発揮し始める。お馴染みのミサイルフォアはもちろん、相手が予想しにくいような構えでドロップを放ったり、横に振られてもカウンターを放ってウィナーを取っていた。一番すごかったのは、ベルディヒのクロスへの強打を、フォアで1.2倍くらいのスピードでクロスにお返していた場面。
東洋人は体ができるのが欧米人より遅いというのもあるでしょうが、それに加えて、あの体でえげつない速さの球を打つのだから、確かに怪我が多くてあたりまえか。
で、試合は錦織がストレートで勝利。錦織は試合で主導権を握ることで、どんどん持ち味を発揮していくようです。ただ逆の展開になると厳しくなるという面もありますが。まぁ、今はデルポトロに勝てなくてもいいと思うよん。成長中の選手にとって、あれは規格外です笑
■ステパネク×ベルダスコ(ブリスベン)
全豪は鬼武者モードだったらしいベルダスコ。その前の大会ではどうだったのか気になったので、革命前夜を観戦。しかし、試合はステパネクが支配。ネットプレーはもちろん、ストロークでもフラット系のいい球を打っていたし、なにより、よく動けていて横に振られてからのカウンターも決まっていた。一方、ベルダスコは全体的な印象としてはいまいち。ただ、ストロークは革命を予感させるような球を時々打ってました。結果論だけど。とにかく打球音がもの凄かったです。それで、試合はステパネクが勝利。しかし、全豪ではベルダスコに叩きのめされたようです。
■マレー×ナダル(アブダビなんたら)
エキシビションなのに2人ともガチンコでした。序盤は、お互い、相手のバックを狙い続ける意図が見られる展開。どちらかというと、マレーがナダルのバックに集めていて、ナダルがバックばっかり打っていたのがなんか新鮮。ただ、バックに集められる展開でフェデラーさんと違うのは、バックでクロスに非常に速いフラットの強打を放てること。当ブログでは破壊光線バックと呼んでいるが、今回、それが頻繁に見られたし、それで打開できていた場面も多かった。まぁミスもあったけどね。
中盤になってくると、2人ともミスが少ないので、バックを狙うだけでは発展性がないと悟ったのか、今度はお互い打つコースを変えまくりはじめる。したがって、自分もたくさん動くことになるので、すごい守備&カウンターの応酬、通称バモス運動会が開催されていました。
終盤にはまたバックを狙う展開が随所にみられ、まだ本調子でないナダルに微妙なミスが重なったこともあり、マレーがフルセットで勝利。ちなみに、この大会でマレーは、浅いスライスorドロップ→ロブっていう攻めを試しているようにみえました。
■マレー×フェデラー(インディアンウェルズ)
最近試合の多いこの二人。序盤はいつも通りマレーがフェデラーのバックに集める。フェデラーはそれに付き合いつつ、マレーのコントロールが甘くなったボールをフォアで回り込んでウィナーを取っていた。しかし、なかなかミスのしないマレーに対して、リスクを冒さなければならないフェデラーは、ベースラインからの強打を試みるが、微妙にアウトして先にミスをし、第一セットを落とす。
しかし、第二セットは一転して、フェデラーのネットプレーとフォアの強打がかみ合い、マレーはとにかくコートに返すのが精いっぱい。第二セットを取り返す。この光景が何回か続くのをみると、「マレーは、健康なフェデラーにグランドスラムで勝つのはまだ難しいのかな~」なんて思うのだが、第三セット、マレーが転んでからフェデラーが崩壊。簡単にミスするようになり、あっという間にマレーの5-1。フェデラーは最後は持ち直したものの、結局、マレーにキープされて終戦。
なんか不思議な光景でした。マレーはコートでこけて、フェデラーはテニスでこけちゃいましたね。メンタルに問題があるか、もしかしたら、どっか悪いのかもしれません。
■ナダル×マレー(インディアンウェルズ)
ちなみにナダルとロディックの試合の録画はミスしました笑
この試合は風が吹き荒れていて、素人だったら、まともなテニスをするのが難しいコンディション。実際、二人の球は画面の左(右?)に流されまくっていた。
で、これにうまいこと対応したのはナダル。スピンを多めにかけ、サービスラインのちょっと後ろくらいに落とすようにして、無難な球を打つ。ただ、これが風に乗ったときは球が重いみたいで、マレーは非常に返しづらそうにしていた。
一方、マレーはけっこうナーバスに。ビニール袋がラリー中に入ってきたことに文句を言っていた。ラリーに差し障りなさそうだったから、審判は流したんでしょうね。
で、マレーはいまいち安定性にかけ、ナダルが試合に勝利しましたとさ。風がもうちょっと弱い状態でみたいカードでした。
■ジョコビッチ×フェデラー(マイアミ)
この試合も風が強かった。立ち上がりは問題なさそうなフェデラー、第一セットはうまく攻撃を決めて先取したが、第二セットからミスしちゃう病が再発。ジョコビッチが手堅くラリーをしていたことも手伝って、逆転負けとなりました。ちなみにジョコビッチはネットプレーが増えた気がしました。あと、フェデラーがラケットを破壊していました。やんちゃだった青年時代に戻ったか。ベンジャミン・バトン。。
■マレー×デルポトロ(マイアミ)
ナダルを倒してついにマスターズ1000の準決勝に出現したデルポトロ。出世したな~。そんな打ち合い上等のデルポトロに対し、マレーはラリーのペースをいじくりまわしていた。具体的には、球種は同じでも、打つタイミングを変えてみたり、スライスで長短をつけてみたり、強打してみたりでデルポトロはなんかズルズルとゲームを持ってかれて、第一セットをあっという間にとられる。
しかし、第二セット、修造が次期ナンバーワン候補とみているらしいデルポトロは、これにうまく対応し始め、乗りに乗る男マレーと互角の戦いをみせてタイブレークに。デルポトロがこれを取って第三セットへ。
第三セットも第二セットと同じような展開だったが、勝負所で集中力を高めたマレーがデルポトロを上回り、結局マレーが勝利。デルポトロは完全にトップ選手として定着してきましたね。調子がよければ誰とでも良い戦いができそうです。まぁフェデラーさんみたいな特殊能力者が弱点っぽいけど。
■マレー×ジョコビッチ(マイアミ)
去年の今頃はマレーのような勢いをもっていたジョコビッチ。今年はなんかボワッとしている印象です。試合の序盤はデルポトロ戦のデジャブ。ただ、ジョコビッチはタイミングを狂わされているというより、試合の入り方を間違っていた模様。つまり、マレーのペースのラリーに付き合ってしまっていた。
ジョコビッチは微妙なところでペースアップしようするもんだから、それで自分からミスをしてしまい、あっという間に第一セットが終了。無茶はやめましょう。それで、第二セットは正統派強打路線に変更。アプローチの数が増え、必殺逆クロスも久々に登場。ジョコビッチの強打はめちゃくちゃ速かった。それでも焦ったりしないマレー。むしろアプローチの数が増えてくれると、カウンターできるぜってことで、何回かパスを決めていた。
普通のペースに戻すとマレーに支配されてしまうので、とにかくネットと強打を繰り返すジョコビッチ。それでも最後にはマレーがこれにうまく対応して、ジョコビッチは特攻状態に。そんなこんなで第二セットもマレーがとって優勝。
ジョコビッチはネットプレーを取り入れようとしてるんでしょうかね。まさかやけくそではないとは思いますが。結果も出しつつ、新しいことをものにしようって雰囲気をちょっと感じました。まぁマレーに対してちょっと強引にネットに出すぎじゃね?なんて場面もありましたが・・・